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第1話
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2024.10.1

社名「三菱ガス化学ネクスト」に込めた想い

代表取締役社長大塚 裕之

 今回は、社名についてのお話です。


 三菱ガス化学ネクスト株式会社(「MGCネクスト」と略します)は、株式会社日本ファインケムと日本ユピカ株式会社の2社が合併して生まれた会社です。  


 まず、2社とも三菱ガス化学株式会社(「MGC」と略します)が親会社ですから、新社名には「三菱ガス化学」を付けようと考えました。2020年にMGCの3商社が合併して誕生した「三菱ガス化学トレーディング株式会社」では、業務内容を示す「トレーディング」で良かったのですが、我々は主に化学メーカーです。「三菱ガス化学」の後に、どのような言葉を続けるか考える必要がありました。

 最初は英語表記からスタートし “Mitsubishi Gas Chemical NECST” を考えました。


 NECSTのNは、Nextです。


 「EC」は、 Electronics & Chemicalsの略です。「EC」を入れる一つのきっかけは、我々の製品である高抵抗体ブランド名 “E&C” です。創業時に商標とした、その意味は “Electronics & Chemicals” だったようですが、今後、MGCネクストの事業展開でも力を注ぐ分野ですので、社名に “Electronics & Chemicals” を入れようと考えました。EVや風力発電関連は、まさにこの分野です。


 また、“E&C”は、他にも様々なものを表現しています。


  • 会社が大切に考えている人 “Employees & Customers”
  • 地球で大切にしたいもの “Environment & Climate”
  • 会社活動を通して貢献したい分野 “Energy & Circular Economy”
  • 会社が求める全社員の仕事に対しての姿勢 “Endeavor & Challenge”
  • 会社の雰囲気、社員の皆様の会社に対する気持ち “Ease & Comfort”

 次に「ST」は、Synergy by Technologiesです。


 MGCネクストが社会に貢献できる役割を考えました。当社はユニークで 高度な数々の技術があります。技術を誇るだけでは 社会と分かち合える価値を創造できませんので、それらを様々な課題解決につなげることがMGCネクストの使命です。そして、課題解決につなげるためには多くのお客様と密な話をし、win-winの関係を築き上げないといけません。我々の技術を出発点としたシナジーを追求するということです。そのため “Synergy by Technologies” としたのです。


 と、このように「NECST(ネクスト)」を考えていたのですが、英語表記なら同じ発音の“NEXT” の方が短くてお客さんは覚えやすいですよね。さらに “NEXT” には「次の(世代の)」という未来を追い求めるイメージに加え、「MGCの隣に(寄り添う)」とも捉えることができます。

 さて、そのような過程を経て、新会社の日本語表記は「三菱ガス化学ネクスト」とし、英語表記を “MITSUBISHI GAS CHEMICAL NEXT” としました。新社名は三菱社名商標委員会とMGCから承認を受け、決定の運びとなりました。
 「ネクスト」や “NEXT” のつく会社名は多くありますし、会社の名前を書く時には「長い名前だなぁ」と思われて、社員さんの皆様から好意的に受け入れられるかどうか心配していました。


 社名を社内で公開した時、ある若い社員さんから “NEXT”とは、我々の物語を世の中に広げていく「NARRATIVE EXTEND」でもありますね、と言われました。前向きにとらえてくれているのが分かり、嬉しく思いました。確かに、我々の製品をご購入いただくことや、力を合わせて製品開発に取り組むことは、
お客さんに、我々の“物語”を共感していただくということかもしれません。


 いよいよ、三菱ガス化学ネクストの物語がスタートしました。

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