精密化学品研究所

精密化学品研究所について

精密化学品研究所は、当社の精密化学品事業において新製品の開発や既存製品の改良を進めております。また、当社の製造設備を活用した受託製造や、合成技術を活かした製造プロセスの開発も含めた共同研究も行っております。近年では電子材料の製造やポリマーリサイクル事業にも取り組んでおり、ユーザーニーズに合った研究開発を進めております。

研究内容

特殊原料を用いた製造プロセスの開発

当社はヒドラジンや青酸、塩素、塩酸、などの特殊な原料を用いて、アゾ系重合開始剤や医農薬中間体/原体、電子材料などを製造販売しております。毒性が高い原料を安全に取り扱い、マルチプラントを有効活用することで、新たな製品の製造プロセスを開発しております。化学品は主に新潟工場と香川工場で製造しておりますが、各工場に研究所を併設しており、製造部門と連携したプロセス開発を進めております。

パイロット設備

当社は研究所にパイロットスケールの危険物製造所を有しており、研究員が開発したプロセスを自らスケールアップして確認することが出来ます。200~500Lスケールのステンレスやグラスライニング缶を用いた反応や、遠心分離器や加圧ろ過機により固液分離した粉体を棚段乾燥機を用いて乾燥することなどが可能です。